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ドージコイン(DOGE)の買い方【取引所比較・購入方法を解説】

今回買い方を紹介するドージコイン(DOGE)は、柴犬をモチーフに開発されたミームコインです。元々はビットコインなどの仮想通貨業界を風刺する目的で作られたコインでしたが、ビットコインなどの他の仮想通貨に比べて決済速度に優れているため、現在では日常生活での決済手段としての可能性が期待されています。

また、イーロン・マスク氏が支持しているコインとしても知られているほか、2024年5月時点における仮想通貨の時価総額ランキングにおいて8位にランクインするなど、今後も注目度が高いおすすめ仮想通貨の1つです。

本記事では、ドージコインの魅力に触れ、国内仮想通貨取引所「DMM Bitcoin」を利用したドージコインの買い方、さらに投資する際の注意点について解説します。「ドージコインが人気の理由は?」「ドージコインを日本で買うにはどうすればいい?」と思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

ドージコイン(DOGE)とは?柴犬モチーフのミームコイン

ドージコインとは、2013年12月にビリー・マーカス氏によって開発されたミームコインの1つです。

ミームコインとは、インターネット・ミーム(インターネット上にあるユーモラスな画像やフレーズなど)をモチーフにして開発された仮想通貨です。ドージコインは、ビットコインを始めとする仮想通貨業界を風刺する目的で開発されており、柴犬の画像がコインとして知られています。

主な特徴は以下のとおりです。

トークン名ドージコイン
シンボルDOGE
トークン規格DRC-20
発行上限枚数上限なし
価格23.5224円(2024年5月7日時点)
取扱い取引所DMM Bitcoin、GMOコインなど
公式サイトDOGECOIN

ドージコインは、ライトコインをベースに設計されており、ビットコインの10分というブロック生成時間を、わずか1分に短縮することに成功しました。これにより決済手段としての普及が期待されます。

なお、ドージコインには発行上限が設定されておらず、ビットコインのような半減期も存在しないため、その価格上昇は他のコインほど急激ではありません。2024年5月時点で、約1400億枚が発行されています。

しかし、2021年にイーロン・マスク氏がドージコインについてX(旧Twitter)で言及したことで、価格が急上昇しました。

2020年から現在(2024年5月)までのドージコインの価格推移を表すチャート
ドージコインの価格推移(2020年-2024年)

出典:Google Finance

2024年5月時点における時価総額は3万4008億円、時価総額ランキングではリップルに続く8位にランクインしており、今後も注目度が高い仮想通貨の1つです。

参考ページ:仮想通貨ランキング(時価総額上位100通貨)

ビットコインやイーサリアムなど、過去に1000倍以上の爆上げをした仮想通貨と同様に、ドージコインも将来的に高騰するポテンシャルを秘めたコインであるため、今後の価格推移に注目が集まっています。

ドージコイン(DOGE)の魅力【購入する理由】

大きなディスプレイにドージコインのシンボルである柴犬のロゴが映し出された会場

ドージコインの価格推移を見ると、2022年から2023年にかけては大きな価格変動は見られませんでしたが、2024年以降、再び価格上昇の兆候が現れ始めました。ドージコインがなぜ人気を集めているのか、その魅力について深掘りしてみましょう。

  1. 決済スピードが速い
  2. 決済手段として普及し始めている
  3. イーロンマスクが押している
  4. ステーキングが計画されている
  5. 国内の仮想通貨取引所で購入できる

ドージコインはビットコイン成功者のような新たな億万長者を生み出すかもしれません。

①:決済スピードが速い

ドージコインは、他の仮想通貨に比べて決済スピードが非常に速い特徴があります。たとえば、ビットコイン決済では10分かかる取引を、ドージコインはその10分の1となるわずか1分に短縮することが可能です。

この高速な処理速度より、ドージコインは日常的に利用する決済手段に適しており、クレジットカード決済やQRコード決済に代わる決済手段として普及することが期待されています。

②:決済手段として普及し始めている

ドージコインは、米大手の映画館チェーンAMCや、購入ブランドで知られるGUCCIの一部の店舗において、すでに決済手段として導入されており、着実に私たちの実生活に普及し始めています。

また、今後市場が急速に拡大するメタバース市場においてもドージコインの普及が進むことが予想され、市場での流通量が増えるに従いコインの需要および価値も上がっていくことが期待されます。

➂:イーロン・マスク氏が支持している

著名な実業家として知られるイーロン・マスク氏は、X(旧ツイッター)などのソーシャルメディアを通じてドージコインへの支持を公言しています。

イーロン・マスク氏による発言がドージコインの認知度を一層高め、元々は仮想通貨業界の風刺としての位置づけだったミームコインが、実用的な通貨としての可能性を見出されるようになりました。実際、2021年にドージコイン価格が高騰した背景には、イーロン・マスク氏によるX(旧Twitter)での発言があります。

最近では、X(旧ツイッター)のシンボルだった青い鳥のロゴが、ドージコインのロゴに変更され話題になりましたね。このように、ドージコインは世界的に影響力のあるイーロン・マスク氏に支持されていることを受け、大衆の注目を集めています。

④:ステーキングが計画されている

ドージコインのロードマップ「DOGECOIN TRAILMAP: PROLOGUE」では、将来的にステーキングサービスを提供する可能性について言及しています。ステーキングとは、仮想通貨の保有者がその資産を利用してネットワークのセキュリティや運営に貢献し、報酬を得る仕組みです。

まだ確定事項ではありませんが、もしステーキングサービスの提供が始まれば、ドージコインを保有することで報酬を得られるようになるため、長期保有の需要が増し、その結果、価格が上昇する可能性が期待されます。

⑤:国内の仮想通貨取引所で購入できる

ドージコインは、国内の仮想通貨取引所でローンチされている仮想通貨です。

たとえば、高い匿名性と高速トランザクションで注目されているモネロコインなどの一部のコインは、国内での取り扱いがないため、海外の仮想通貨取引所を利用する必要があるため、ややハードルが高い取引となるかもしれません。

一方で、ドージコインを日本で買うために、わざわざ海外の仮想通貨取引所で口座を開設する必要はありません。誰でも気軽に購入できる点は、私たち日本人にとって大きなメリットと言えるでしょう。

ドージコイン(DOGE)はどこで買える?【国内仮想通貨取引所5選】

深夜の高層ビル群の一角のオフィスで仮想通貨取引を行う女性

ドージコインの買い方を知る前に、仮想通貨取引所の口座を開設しておく必要があります。なぜなら、日本でドージコインを買うには、ドージコインを取り扱う国内仮想通貨取引所が必要だからです。2024年5月時点において、以下5つの取引所がドージコインを取り扱っています。

  • DMM Bitcoin
  • GMOコイン
  • bitbank
  • SBI VCトレード
  • bitFlyer

それぞれの仮想通貨取引所の主な特徴を以下の表示にまとめているので、参考にしてみてください。

項目DMM BitcoinGMOコインbitbankSBI VCトレードbitFlyer
取引の種類現物取引(販売所) 
レバレッジ取引
現物取引(販売所) 
現物取引(取引所)
 レバレッジ取引
現物取引(販売所) 
現物取引(取引所)
現物取引(販売所) 
現物取引(取引所) 
レバレッジ取引
現物取引(販売所) 
現物取引(取引所) 
レバレッジ取引
取扱銘柄数38種類26種類38種類20種類33種類
レバレッジ倍率2倍2倍なし2倍2倍
取引手数料 (販売所)無料Maker:-0.03%
Taker:0.09%
無料無料無料
取引手数料 (取引所)Maker:無料 
Taker:0.03%
Maker:-0.02%
Taker:0.12%
Maker:-0.01% 
Taker:0.05%
Maker:0.00%
Taker:0.1~0.3%
レバレッジ手数料建玉ごとに0.04%/日建玉ごとに0.04%/日無料建玉ごとに0.04%/日
入金手数料無料無料無料無料住信SBIネット銀行から入金:無料
住信SBIネット銀行以外から入金:330円
出金手数料無料無料(大口出金:400円)550円(3万円未満
770円(3万円以上)
無料三井住友銀行への出金
・3万円未満:220円/3万円以上:440円
三井住友銀行以外への出金
・3万円未満:550円/3万円以上:770円
送金手数料無料無料0.0006BTC無料0.0004 BTC

以降では、取引銘柄数が最も多く、入出金手数料および送金手数料が無料の「DMM Bitcoin」を使ったDOGECOINの買い方について解説します。

DMM Bitcoinは、ビットコインやイーサリアムなどの主要なアルトコインを豊富に取り扱う仮想通貨取引所です。さらに、2023年3月に上場を果たした日本アイドルトークン(NIDT)などの将来性が大いに期待できる仮想通貨を取引できる取引所です。

DMM Bitcoinでは取り扱う仮想通貨の種類が多く、新しい仮想通貨の導入にも積極的です。そのため、国内で仮想通貨取引する際のメイン口座にしておくことをおすすめします。

ドージコイン(DOGE)の買い方【DMM Bitcoin】

ラップトップを操作して仮想通貨取引する柴犬

ここからは、DMM Bitcoinでドージコインを購入する際の買い方手順を解説していきます。

  1. 仮想通貨口座を開設
  2. ウォレット口座にお金を入金
  3. トレード口座に現金を振替
  4. トレード口座でDOGEを購入

DOGEの買い方①:仮想通貨口座を開設

基本的に、一般的な仮想通貨の買い方と同じプロセスで購入できます。

DMM Bitcoinの公式サイトにある「口座開設」のリンクより、以下の手続きを行います。

  1. メールアドレス登録:現在有効なメールアドレスを登録する
  2. 基本情報の入力:登録したメールアドレスに届いた口座開設フォームのリンクを開き必要事項を入力する
  3. 本人確認:「スマホでスピード本人確認」もしくは「本人確認書類のアップデート」のいずれかの方法で本人確認を行う
  4. マイナンバーカードの提出およびSMS認証:マイナンバー情報を提出し、登録した電話番号でSMS認証を行う
  5. 口座開設審査:必要事項の登録および本人確認書類を提出後、DMM Bitcoinにて審査が行われる
  6. お取引スタート:口座に入金、もしくは郵送で届く認証コードの入力が完了すれば取引を始められる

以上がDMM Bitcoinで仮想通貨口座を開設する流れになります。

なお口座開設後、取引を開始するためには、本人確認方法ごとに定められた手続きが必要です。この手続きが完了しなければ、口座が有効化されず、取引を始めることができないのでご注意ください。

  • スマホでスピード本人確認:開設した口座に日本円を入金、もしくは仮想通貨を送付することで、口座が有効化されます。
  • 本人確認書類アップロード:後日郵送される認証コードをマイページログイン後に入力することで、口座が有効化されます。

以上の手続きが完了後、DMM Bitcoinの口座を使って取引を始めることができます。

DOGEの買い方②:ウォレット口座にお金を入金

DMM Bitcoinの口座には、「ウォレット口座」と「トレード口座」があります。

  • ウォレット口座:入出金を管理する口座
  • トレード口座:取引する仮想通貨を管理する口座

取引を始めるためには、まずウォレット口座に資金を入金し、その後トレード口座に振替する買い方プロセスが必要になります。ウォレット口座への入金方法は「振込入金」と「クイック入金」の2種類あります。

「振込入金」は銀行振込のことです。指定された銀行口座に振込手続きすることで、DMM Bitcoinのウォレット口座に振込金額が入金されます。 振込み時には利用する銀行が定める振込手数料がかかることに注意しましょう。

「クイック入金」は、銀行のインターネットバンキングを利用して手数料なしで入金する方法です。クイック入金では一度に5000円以上、1億円までの入金が可能です。

DOGEの買い方➂:トレード口座に現金を振替

DMM Bitcoinのウォレット口座では、仮想通貨の取引はできません。そのため、ウォレット口座残高から取引に使用する分の資金をトレード口座に振替させる必要があります。

DMM Bitcoinのマイページにある「口座振替」から資金の振替手続きをすることができます。

DOGEの買い方④:トレード口座でDOGE/JPYを購入

トレード口座への資金振替が完了したら、他の仮想通貨の買い方を同様に、取引したい銘柄(DOGE)と注文数を選んで購入するだけです。

DMM Bitcoinの画面上部左端のメニューにある「レバレッジ取引」または「現物注文(購入・売却)」を選び、注文手続きを進めます。たとえば、取引銘柄には「DOGE/JPY」を選択し、注文数を決めた後、プライスボードを見ながら最適なタイミングで購入します。

以上が、DMM Bitcoinを利用したDOGECOINの買い方の一連の流れとなります。

ドージコイン(DOGE)を購入する際の注意点

深夜の近未来都市のデジタルスクリーンに映し出されたドージコインのシンボルである柴犬

ドージコインはミームコインとして開発されたにもかかわらず、その実用性が認められており、仮想通貨銘柄の時価総額ランキングでは8位にランクインする儲かる可能性が高い仮想通貨です。

今後の価格上昇が期待されるものの、ドージコインに投資する際は、買い方以外にも以下の点に注意しましょう。

  1. 発行上限枚数が設定されていない
  2. イーロン・マスク氏の影響を受けやすい

これらの注意点を許容できれば、2024年以降の仮想通貨市場で億り人となるチャンスを掴めるかもしれません。

DOGEの注意点①:発行上限枚数が設定されていない

ドージコインには発行上限が設定されておらず、理論上無限にコインを発行することが可能です。これにより、供給量が増えるに従って通貨の希少性が下がり、コイン価格の下落や急激な暴落を引き起こす可能性があります。

特に長期的な投資を行う際は、発行上限枚数が設定されていないという特徴が将来の大きな不安要素となるでしょう。ドージコインの発行枚数が増えるに従い、市場の感情に左右されやすく、価格が不安定になるリスクも伴うため、投資する際にはこれらの点に注意が必要です。

DOGEの注意点②:イーロン・マスク氏の影響を受けやすい

ドージコインはイーロン・マスク氏が支持している仮想通貨であり、今後も彼の言動がドージコインの価格変動に大きな影響を与える可能性があります。実際、過去にはイーロン・マスク氏の言動をきっかけに、ドージコインの価格が大きく上昇する現象が見られています。

しかし、彼がドージコインに対して懸念や否定的な意見を表明すれば、価格が暴落する可能性もあるでしょう。このような予測不可能なリスクは、投資家が意識しておくべき重要な点です。

ドージコイン(DOGE)に関するよくある質問

ドージコインと柴犬コインは同じ仮想通貨ですか?

ドージコイン(DOGE)と柴犬コイン(SHIB)は、まったく異なる仮想通貨です。ドージコインは2023年にライトコインをベースに開発されましたが、柴犬コインは2020年にイーサリアムのプラットフォーム上で作られました。どちらのコインも柴犬をテーマにしていますが、開発された背景やチームが異なる仮想通貨です。

ドージコインに発行上限枚数が設定されていないのはなぜですか?

ドージコインには、ビットコインのような発行枚数の上限が設定されていません。これは、投資目的の仮想通貨ではなく、実際に私たちの日常生活で持続的に利用可能な通貨として開発されているためです。

ドージコインの他におすすめのミームコインはありますか?

ドージコインの他にも、中国発祥の仮想通貨であるSMOG Token(SMOG)や世界初のマルチチェーン・ミームコインとして注目を集めるDogeverse(DOGEVERSE)などは、今後爆上がりが期待されるミームコインです。

なお、Dogeverse(DOGEVERSE)は2024年に数量限定で仮想通貨プレセールを実施しているため、一般公開よりも低価格でコインを購入できるチャンスです。

まとめ:ドージコイン(DOGE)は将来性が期待される仮想通貨

近未来都市上空に出現したドージコインを象徴する巨大な柴犬の惑星

本記事では、ドージコインの買い方とその注意点を解説しました。

ドージコインは柴犬をモチーフに開発されたミームコインです。当初は、ビットコインなどの仮想通貨業界を風刺する目的で開発されましたが、決済速度の速さゆえに、日常生活における実用的価値が評価されています。

2024年現在の仮想通貨時価総額ランキングでは8位にランクインするなど、今後の動向が注目されている仮想通貨の1つです。ドージコインの最新の価格予想は随時チェックしておくと良いでしょう。

ドージコインを日本で買うには、国内にある仮想通貨取引所で口座を開設する必要があります。現在はDMM Bitcoinを含む5つの国内仮想通貨取引所でドージコインを取引できます。

ただし、ドージコインに投資する際は、「発行上限枚数が設定されていない」「イーロン・マスク氏の影響を受けやすい」という特徴があることを理解しておくと良いでしょう。

なお、仮想通貨を購入および投資する他にも、STEPNに代表される「Move to Earn」アプリなどを利用して仮想通貨を稼ぐことも可能です。または、今後の発展が目覚ましいメタバース市場に注目してみるのも良いでしょう。

たとえば、メタバース型ファーミングゲームの「The LAND(エルフの森)」では。農場ゲームを通して仮想通貨(エルフトークン)を稼ぐことができます。

このように、メタバースの発展に伴い、仮想通貨の稼ぎ方も多様化しています。将来的にはNFTゲームなどの新しいデジタルエンターテイメントが市場に登場することも期待されています。

仮想通貨市場は私たちの想像を上回る勢いで目まぐるしく変化しています。仮想通貨の次に流行るものを見逃さないように随時チェックしておきましょう。

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仮想通貨のDEX(分散型取引所)とは?始め方や人気取引所5選も徹底解説

daisuke4 months

仮想通貨のDEX(分散型取引所)とは、ブロックチェーン技術、スマートコントラクトを使って、中央集権的な管理者なしに、安全で自律的な仮想通貨取引を可能にする取引所のことです。 2020年のDeFiバブルで仮想通貨の億り人が続出した辺りから注目されるようになり、今では新しい仮想通貨の取引に必要不可欠な取引所となっています。 そこで本記事ではDEXについて、始め方や詳細、メリット・デメリットなどを分かりやすく解説していきます。 「DEX(分散型取引所)ってなに?」「人気なDEXも知りたい」「DEXに興味がある」という方は、ぜひ最後までご覧ください。 DEX(分散型取引所)とは? DEX(分散型取引所)とは、中央集権的な管理者を介さずに、ブロックチェーン技術を使ってユーザー同士が主にアルトコインの取引を行える仮想通貨取引所の一種です。 DEXは、ユーザーは自分の資産を自分で管理し、スマートコントラクトを通じて直接他のユーザーと取引を行います。DEXの仕組みの中核にあるのが、AMM(自動マーケットメイカー)と呼ばれるシステムです。AMMは、流動性プールと呼ばれる資金プールを使って、自動的に取引を成立させる仕組みです。代表的なDEXとしては、Uniswap、SushiSwap、PancakeSwapなどが挙げられます。2020年のDeFiブームを背景に、これらのDEXの取引量は大きく増加しました。この年にPancakeSwapのガバナンストークンであるCAKEは急高騰し、儲かる仮想通貨として話題になりました。 CEX(中央集権型取引所)との違いは? DEX(分散型取引所)とCEX(中央集権型取引所)は、共に仮想通貨の売買を行う取引所ですが、その仕組みと特徴には大きな違いがあります。 CEXは、リップルや柴犬コインを買えるコインチェックのような伝統的な取引所で、ユーザーは取引所に資産を預け、取引所の管理下で売買を行います。これに対しDEXでは、自分の資産を自分のウォレットで管理し、スマートコントラクトを通じて直接他のユーザーと取引を行います。CEXにはないNFTゲームのトークンの取引も可能です。 CEXでは、取引所がハッキングされたり、内部の不正によって資産が流出したりするリスクがあります。実際、Mt.Goxでは8.5万BTCが、コインチェックでは5.2億XEMが流出する事件が起きています。また、取引所に個人情報を提供する必要があり、その情報が流出するリスクもあります。 一方DEXでは、ユーザーが自分の資産を管理するため、このようなリスクは減少します。また、個人情報の提供は不要なので、身バレの心配が無く、匿名性の高い取引が可能です。しかし、使いやすさの面では、CEXの方が優れています。CEXは、初心者にも使いやすい機能を提供しており、法定通貨との交換も容易です。一方、DEXの操作には、ウォレットの管理やガス代の支払いなど、一定の知識が必要とされます。 このように、DEXとCEXには、それぞれ長所と短所があります。セキュリティとプライバシーを重視するならDEX、ユーザビリティと流動性を重視するならCEXと、ユーザーのニーズに応じて使い分けることが大切です。 DEX(分散型取引所)を利用するメリット 続いて、DEXを利用するメリット4つを解説します。 取引手数料が安い 本人確認が必要ない 取引銘柄数が豊富 ハッキングのリスクが低い ①:取引手数料が安い DEXの注目すべきメリットの一つが、取引手数料の安さです。CEXでは、取引所の運営コストや利益を賄うために、比較的高い取引手数料が設定されています。例えば、大手のCEXであるコインチェックでは、最大5%の手数料が徴収されることがあります。一方、DEXでは、これらの手数料が大幅に抑えられています。 DEXの多くは、AMM(自動マーケットメイカー)の仕組みを使っています。AMMでは、ユーザーが提供する流動性プールを使って、自動的に取引が行われます。この仕組みにより、DEXは低コストで取引を処理することができるのです。実際、代表的なDEXであるUniswapでは、取引手数料はわずか0.3%です。さらに、UniswapのライバルであるPancakeSwapでは、手数料がさらに低く、0.2%に抑えられています。 この低い手数料は、特に頻繁に取引を行うユーザーや、大口の取引を行うユーザーにとって大きなメリットとなります。小さな手数料の差が、長期的には大きな節約につながるからです。 ②:本人確認が必要ない DEXがCEXと比べて持つ大きな利点の一つが、本人確認が不要な点です。これは、DEXがユーザーのプライバシーを尊重し、より自由で開かれた取引環境を提供していることを示しています。 CEXでは、マネーロンダリング防止や テロ資金供与防止の規制により、ユーザーは取引を行う前に本人確認を行う必要があります。例えば、日本アイドルトークンを買う際は、DMM Bitcoinに、氏名、住所、生年月日などの個人情報に加え、写真付きの身分証明書のアップロードが求められます。 しかし、DEXでは、このような本人確認は不要です。ユーザーは、自分のウォレットを使って、匿名で自由に取引を行うことができます。これは、ブロックチェーンの持つ匿名性と、DEXの分散的な構造によって実現されています。 ③:取引銘柄数が豊富...

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