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textBaseline属性は、ベースラインの位置を指定する際に使用します。
ベースラインとは、フォントが表示される際の整列位置を決める基準線のことです。
指定できる値は、top・hanging・middle・alphabetic・ideographic・bottomのいずれかで、これら以外の値を指定しても無視されます。
初期値は alphabetic です。
topは、emスクエアの上端です。
hangingは、「आ」のような文字が固定される位置です。
middleは、emスクエアの中間(topとbottomの半分の位置)です。
alphabeticは、「Á」「ÿ」「f」「Ω」のような文字が固定される位置です。
ideographicは、「私」「達」のような文字が固定される位置です。
bottomは、emスクエアの下端です。
emスクエアとは、文字の高さが一辺がとなる正方形のことで、通常はこの正方形の中に文字がおおよそ収まります。
ただし、文字によっては上図の「f」のように、文字の境界ボックスがemスクエアから大きくはみ出すことがあります。
そのような文字では、必ずしもemスクエアの上端が文字の上端、emスクエアの下端が文字の下端となるわけではありません。
従って、おおまかには、“topは文字の上端、bottomは文字の下端”という理解で問題ありませんが、そうではないケースもあります。
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>canvasで図形を描く</title>
<script type="text/javascript">
<!--
function test() {
//描画コンテキストの取得
var canvas = document.getElementById('sample');
if (canvas.getContext) {
var context = canvas.getContext('2d');
//ここに具体的な描画内容を指定する
//フォントのサイズと種類を指定
context.font = "16px 'MS ゴシック'";
//topの場合のサンプルを赤色にする
context.fillStyle = "red";
context.textBaseline = "top";
context.fillText("abcABCあいう漢字(topの場合)", 20, 75);
//middleの場合のサンプルを緑色にする
context.fillStyle = "green";
context.textBaseline = "middle";
context.fillText("abcABCあいう漢字(middleの場合)", 20, 75);
//bottomの場合のサンプルを青色にする
context.fillStyle = "blue";
context.textBaseline = "bottom";
context.fillText("abcABCあいう漢字(bottomの場合)", 20, 75);
}
}
//-->
</script>
</head>
<body onLoad="test()">
<h2>Canvasで図形を描く</h2>
<canvas width="300" height="150" id="sample" style="background-color:yellow;">
図形を表示するには、canvasタグをサポートしたブラウザが必要です。
</canvas>
</body>
</html>