overflow-style …… スクロール方法の優先度を指定する
広告
overflow-styleプロパティは、ボックスから内容がオーバフローした場合の、スクロール方法の優先度を指定する際に使用します。
指定できるのはあくまでも優先度ですから、必ずしも常に制作者の意図通りのスクロール方法になるとは限りません。
指定した優先リストのすべてをユーザーエージェントがサポートしていない場合には、初期値の auto と同じ結果となります。
キーワードを1つだけ記述した場合、左右・上下方向のスクロール方法を指定する値となります。
キーワードを半角スペース区切りで2つ記述した場合、1番目が左右方向のスクロール方法、2番目が左右方向のスクロール方法を指定する値となります。
■値
- auto
- ユーザーエージェントに依存
- scrollbar
- スクロールバー
- panner
- ユーザーが小さな矩形を操作することで、要素内容の見たい箇所を表示させられるインターフェース
- move
- 要素内容を直接動かして見たい箇所を表示させられるインターフェース(例えば、十字カーソルで要素内容をつかんでマウスドラッグするような操作感)
- marquee
- マーキー(要素内容が自動的にスクロールする)
■初期値・適用対象・値の継承
- 初期値
- auto
- 適用対象
- 置換されていないブロックレベル要素、および、置換されていないインラインブロック要素
- 値の継承
- する
■使用例
スタイルシート部分は外部ファイル(sample.css)に記述。
p.sample { width: 200px; height: 50px; background-color: yellowgreen; overflow: scroll; }
HTMLソース
<h5>overflow-style: auto; を指定</h5> <p class="sample" style="overflow-style: auto;"> かえるぴょこぴょこみぴょこぴょこ、あわせてぴょこぴょこむぴょこぴょこ。 </p> <h5>overflow-style: scrollbar; を指定</h5> <p class="sample" style="overflow-style: scrollbar;"> かえるぴょこぴょこみぴょこぴょこ、あわせてぴょこぴょこむぴょこぴょこ。 </p> <h5>overflow-style: panner; を指定</h5> <p class="sample" style="overflow-style: panner;"> かえるぴょこぴょこみぴょこぴょこ、あわせてぴょこぴょこむぴょこぴょこ。 </p> <h5>overflow-style: move; を指定</h5> <p class="sample" style="overflow-style: move;"> かえるぴょこぴょこみぴょこぴょこ、あわせてぴょこぴょこむぴょこぴょこ。 </p> <h5>overflow-style: marquee; を指定</h5> <p class="sample" style="overflow-style: marquee;"> かえるぴょこぴょこみぴょこぴょこ、あわせてぴょこぴょこむぴょこぴょこ。 </p>
↓↓↓
ブラウザ上の表示
overflow-style: auto; を指定
かえるぴょこぴょこみぴょこぴょこ、あわせてぴょこぴょこむぴょこぴょこ。
overflow-style: scrollbar; を指定
かえるぴょこぴょこみぴょこぴょこ、あわせてぴょこぴょこむぴょこぴょこ。
overflow-style: panner; を指定
かえるぴょこぴょこみぴょこぴょこ、あわせてぴょこぴょこむぴょこぴょこ。
overflow-style: move; を指定
かえるぴょこぴょこみぴょこぴょこ、あわせてぴょこぴょこむぴょこぴょこ。
overflow-style: marquee; を指定
かえるぴょこぴょこみぴょこぴょこ、あわせてぴょこぴょこむぴょこぴょこ。
広告