border-image-widthプロパティは、画像ボーダーの太さを指定する際に使用します。
指定する値は、ボーダーイメージエリアの上・右・下・左の端から内側へのオフセット量です。
ボーダーイメージエリアとは画像ボーダーが描かれる領域のことで、border-image-outsetで外側に広げることもできますが、初期値ではボーダーボックスに相当します。
画像ボーダーはこのボーダーイメージエリアの内側に描かれます。
値は省略することもできますが、その場合には以下のルールに基づいて解釈されます。
- 4番目の値が省略された場合には、2番目の値と同じ。
- 3番目の値が省略された場合には、1番目の値と同じ。
- 2番目の値が省略された場合には、1番目の値と同じ。
border-image-widthプロパティには、負の値を指定することはできません。
また、border-image-widthの対面する2つのオフセットが大きくて重なる場合、指定された値に比例して重ならないように減らされます。
尚、border-imageプロパティを使用すると、画像ボーダーについてまとめて指定することができます。
■値
- パーセンテージ
- ボーダーイメージエリアのサイズ(水平方向と垂直方向のオフセット量)を指定する
- 数値
- border-widthの倍数を指定する
- auto
- autoを指定するとborder-image-sliceと同じ値となる。
値が存在しない場合にはborder-widthの値が使用される
■初期値・適用対象・値の継承
- 初期値
- 1
- 適用対象
- すべての要素(border-collapseプロパティの値にcollapseが指定されたtable内要素を除く)
- 値の継承
- しない
■使用例
CSSソースは外部ファイル(sample.css)に記述
p.sample1 {
width:300px; height:75px;
border-image-source:url(“images/bg_dot.png”);
border-image-slice:15px;
border-image-width:2;
border-image-outset:5px;
border-image-repeat:round stretch;
border-style:solid; border-width:5px;
}
HTMLソース
<html>
<head>
<link rel=”stylesheet” href=”sample.css”
type=”text/css”>
</head>
<body>
<p class=”sample1″>画像ボーダーの使用例</p>
<p>
以下は、ボーダーに使用した画像です。<br>
<img src=”https://htmqcom1.wpengine.com/wp-content/themes/twentytwentyone-child/htmq-images/bg_dot.png” alt=”ボーダー用画像” border=”1″>
</p>
</body>
</html>
ブラウザ上の表示
画像ボーダーの使用例
以下は、ボーダーに使用した画像です。