■ボックス
内容・パディング・ボーダー・マージン
要素は、ボックスと呼ばれる領域を生成します。
ボックスは、内容(content)、パディング(padding)、ボーダー(border)、マージン(margin)から成り立ちます。

- 内容(content)
- widthプロパティとheightプロパティで指定する領域です。この部分にテキストや画像などの要素内容が表示されます。
- パディング(padding)
- paddingプロパティで指定する内側余白です。この部分には背景が適用されます。
- ボーダー(border)
- borderプロパティで指定する境界線です。太さ・線種・色を指定することができます。
- マージン(margin)
- marginプロパティで指定する外側余白です。この部分には背景は適用されません。
ボックスサイズの算出
ボックス全体のサイズは、内容領域・パディング・ボーダー・マージンの合計になります。
CSSソース
div.sample {
width:200px; height:100px;
margin:5px; padding:10px; border:1px solid black;
background-color:lightgray;
}
HTMLソース
<div class=”sample” >ボックスサイズの算出</div>
ブラウザ上の表示
例えば、上記のようにサイズ指定されたボックスがある場合、ボックス全体の横幅と高さは以下のように算出されます。
【ボックス全体の高さ】 = (内容領域の高さ100px)+(上下マージン5px×2)+(上下パディング10px×2)+(上下ボーダー1px×2) = 132px
ブロックボックスとインラインボックス
ボックスは、ブロックレベル要素・インライン要素を問わず生成されます。
それぞれ、ブロックボックス、インラインボックスと呼ばれますが、その性質は異なります。
ブロックボックスは、要素全体を1つの長方形にして表示されます。
インラインボックスは、要素を1行づつ行ボックスにして折り返して表示されます。
CSSソース
.sample1 {
margin:10px; padding:10px; border:5px solid black;
background-color:lightgray;
}
.sample2 {
margin:10px; padding:10px; border:5px solid black;
background-color:lightgray;
line-height:60px;
}
HTMLソース
<h3>ブロックボックス</h3>
<p class=”sample1“>
池のほとりにかえるが住んでいました。かえるは自分の名前があまり好きではありませんでした。「かえるなんて名前より、もっとふさわしい素敵な名前があるはずだよ。」かえるはまいにちそう考えて暮らしていました。ある朝かえるは思いました。「そうだ、神様にお願いして新しい名前をつけてもらおう。神様ならきっと素敵な名前をつけてくださるはずだよ。」そう思うといてもたってもいられなくなり、かえるは神様のところへ出かけました。
</p>
<h3>インラインボックス</h3>
<p>
<span class=”sample2“>
池のほとりにかえるが住んでいました。かえるは自分の名前があまり好きではありませんでした。「かえるなんて名前より、もっとふさわしい素敵な名前があるはずだよ。」かえるはまいにちそう考えて暮らしていました。ある朝かえるは思いました。「そうだ、神様にお願いして新しい名前をつけてもらおう。神様ならきっと素敵な名前をつけてくださるはずだよ。」そう思うといてもたってもいられなくなり、かえるは神様のところへ出かけました。
</span>
</p>
ブラウザ上の表示
ブロックボックス
池のほとりにかえるが住んでいました。かえるは自分の名前があまり好きではありませんでした。「かえるなんて名前より、もっとふさわしい素敵な名前があるはずだよ。」かえるはまいにちそう考えて暮らしていました。ある朝かえるは思いました。「そうだ、神様にお願いして新しい名前をつけてもらおう。神様ならきっと素敵な名前をつけてくださるはずだよ。」そう思うといてもたってもいられなくなり、かえるは神様のところへ出かけました。
インラインボックス
池のほとりにかえるが住んでいました。かえるは自分の名前があまり好きではありませんでした。「かえるなんて名前より、もっとふさわしい素敵な名前があるはずだよ。」かえるはまいにちそう考えて暮らしていました。ある朝かえるは思いました。「そうだ、神様にお願いして新しい名前をつけてもらおう。神様ならきっと素敵な名前をつけてくださるはずだよ。」そう思うといてもたってもいられなくなり、かえるは神様のところへ出かけました。
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