




<input>タグのtype属性でtype=”range”を指定すると、レンジ入力欄が作成されます。
ここで言うレンジ入力欄とは、だいたいこれくらい…といった度合いを指定するための入力欄のことです。
例えば、音声のボリューム調節や画面の明るさ調節などをイメージすると理解しやすいかもしれません。
OperaやGoogle Chromeではマウスで操作できるレンジバーのインターフェースが採用されています。
レンジ入力では、正確な数値は重要ではなく、ユーザーはどの程度なのかを感覚的に指定することができます。
ユーザーに正確な数値を入力してもらいたい場合には、
type属性の値にtype=”number”を指定してください。
name属性は入力欄に名前を付ける属性ですが、<form>でデータが送信される際、
name属性で指定した名前と、入力された値が一組になって送信されます。
type=”range”の場合、min属性の初期値は0、max属性の初期値は100となります。
また、step属性の初期値は1となります。
ユーザーが指定できる度合いの範囲や刻み方は強制され、ユーザーは空の値を指定することはできません。
レンジ入力欄の初期値は、最小値<最大値となっている場合には(最大値-最小値)/2、つまり、最小値と最大値の真ん中となります。
最大値が最小値よりも小さくなってしまっている場合には、最小値が初期値となります。
■type=”range”の場合に指定可能な属性
- type=”range”
- レンジの入力欄を作成する(初期値は最小値と最大値の真ん中)
- name属性
- フォーム部品に名前をつける
- value属性
- 送信される値を指定する
- autocomplete属性
- 入力候補を提示して入力内容を自動補完する(on・off・default)(初期値はdefault)
- list属性
- ユーザーに入力候補として提案するデータリストの要素を、その要素のid属性の値で指定する
- max属性
- 入力できる最大値を指定する(type=”range”の場合、初期値は100)
- min属性
- 入力できる最小値を指定する(type=”range”の場合、初期値は0)
- step属性
- 入力欄で刻むステップ値を指定する(type=”range”の場合、初期値は1)
■使用例
HTMLソース
<form action=”xxx.php” method=”post”>
<label>レンジ(type=”range”):<input type=”range” name=”range”></label>
<input type=”submit” value=”送信”>
</form>
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