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XHTML(Extensible HyperText Markup Language)は、情報を扱いやすくすることを目的として、HTMLをXMLの文法で定義し直したものです。
XML(Extensible Markup Language)は、その名の通り拡張性に優れた技術で、
例えば、利用者が独自のタグを定義してタグ付けされたデータをプログラム処理したり、
XMLファイルから必要なデータだけを取り出して加工して利用できるなどの長所があります。
HTMLはインターネット上の情報発信や共有を可能にしましたが、
一方で決められたタグしか使用することができない、
HTMLタグをもとにアプリケーションからプログラム処理できないなどの制限もあります。
こうしたHTMLの制限を解消して、ウェブページのデータをより有効に活用するため、XMLの拡張性をHTMLに取り入れようとしたのがXHTMLです。
現在、XHTMLには複数のバージョンが同時に存在しています。
2000年1月、W3CによってXHTML1.0が勧告されました。
XHTML1.0はHTML4.01を再定義したバージョンで、HTMLからの変更点が少なく、要素や属性の追加もありません。
基本的にHTMLの知識がそのまま活かせるので、HTMLからXHTMLへの移行がしやすいバージョンです。
XHTML1.0の他には、主に携帯端末を対象としたXHTML Basic、モジュール化の概念が取り入れられたXHTML1.1があり、
バージョンにより仕様が若干異なっています。
年月日 | 出来事 |
---|---|
1989年 | ティム・バーナーズ=リーがHTMLを開発 |
1993~95年頃 | HTML 1.0~3.0 |
1994年10月 | W3C(World Wide Web Consortium)が発足 |
1996年12月 | CSS1勧告 |
1997年1月 | HTML3.2勧告 |
1997年12月 | HTML4.0勧告 |
1998年2月 | XML1.0勧告 |
1998年4月 | HTML 4.0仕様改訂 |
1998年5月 | CSS2勧告 |
1999年12月 | HTML4.01勧告 |
2000年1月 | XHTML1.0勧告 |
2000年12月 | XHTML Basic勧告 |
2001年5月 | XHTML1.1勧告 |
2004年2月 | XML1.1勧告 |
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