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<ins>タグは、ドキュメントに追加された内容を表す際に使用します。
ins要素のcite属性は、引用元へのリンク、または、編集に関する詳細情報へのリンクを指定する際に使用します。
ins要素のdatetime属性は、変更した日付と時刻(オプション)を指定する際に使用します。
以下のサンプルは、1つのp要素(段落)が追加された内容であることを表しています。
<aside>
<ins>
<p>私は果物が好きです。</p>
</ins>
</aside>
以下のサンプルは、ins要素のdatetime属性を使用して追加日時を指定しています。
<aside>
<ins datetime="2005-03-16 00:00Z">
<p>私は果物が好きです。</p>
</ins>
</aside>
以下のサンプルは、ins要素が2つありますが、全体で1つの段落となっています。
追加される段落は1つだけです。
<aside>
<ins>
リンゴは<em>おいしい</em>。
</ins>
<ins>
梨もそうです。
</ins>
</aside>
ins要素は、段落境界を越えてはなりません。
1つのins要素が複数の段落にまたがってはいけないということです。
<p>タグを省略せずに記述することで、
ins要素が段落の境界を越えているかどうかが明確になります。
そのため、常にすべての段落をp要素でマークアップすることが強く推奨されています。
以下のサンプルは、誤った使用例です。
ins要素で2つの段落が追加されていますが、最初のins要素は暗黙の段落境界を越えてしまっています。
ins要素は、段落境界を越えることはできません。
<aside>
<!-- 最初のins要素は暗黙の段落境界を越えてしまっています。 -->
<ins>
<p>私は果物が好きです。</p>
<!-- ここに暗黙の段落境界があります。 -->
リンゴは<em>おいしい</em>。
</ins>
<ins>
梨もそうです。
</ins>
</aside>
以下のサンプルは、上記の誤った使用例を修正したものです。
より多くの要素が使用されていますが、暗黙の段落境界を越えるins要素はありません。
<aside>
<ins>
<p>私は果物が好きです。</p>
</ins>
<ins>
リンゴは<em>おいしい</em>。
</ins>
<ins>
梨もそうです。
</ins>
</aside>
以下のサンプルは、テーブルに行を追加する場合の使用例です。
テーブルに行や列を追加する際には、行全体や列全体ではなく各セルの内容をそれぞれins要素で囲みます。
<table>
<thead>
<tr><th>品名</th><th>価格</th><th>個数</th></tr>
</thead>
<tbody>
<tr><td>りんご</td><td>300円</td><td>100袋</td></tr>
<tr><td>みかん</td><td>400円</td><td>50パック</td></tr>
<tr><td><ins>バナナ</ins></td><td><ins>200円</ins></td><td><ins>300房</ins></td></tr>
</tbody>
</table>
品名 | 価格 | 個数 |
---|---|---|
りんご | 300円 | 100袋 |
みかん | 400円 | 50パック |
バナナ | 200円 | 300房 |