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<textarea>タグは、複数行プレーンテキストの入力欄を表す際に使用します。
textarea要素は、複数行のプレーンテキストを編集するための入力欄を表します。
textarea要素の内容は、入力欄のデフォルト値となります。
maxlength属性は、値の最大長を指定します。
cols属性は、1行あたりに想定される最大文字数を指定します。
cols属性が指定されている場合、その値はゼロより大きい正の整数である必要があります。
cols属性の初期値は 20 です。
rows属性は、表示する行数を指定します。
rows属性が指定されている場合、その値はゼロより大きい正の整数である必要があります。
rows属性の初期値は 2 です。
以下のサンプルは、textarea要素にmaxlength属性を指定して、コメントを200字以内に制限しています。
cols属性とrows属性が指定されていない場合、一般的なブラウザでは初期値の20字×2行のサイズで表示されます。
<p>
<div>コメント(200字以内): </div>
<textarea name=comments maxlength=200></textarea>
</p>
以下のサンプルは、textarea要素内にテキストを記述しています。
要素内に記述したテキストは、textarea要素のデフォルト値となります。
<p>
<div>コメント(200字以内): </div>
<textarea name=comments maxlength=200>いいね!</textarea>
</p>
textarea要素にplaceholder属性を指定すると、入力欄に値がない場合に表示されます。
placeholder属性の値には、ユーザーが入力する際のヒントとなる単語や短い語句を指定します。
placeholder属性で指定された入力ヒントは、ユーザーがtextarea要素にフォーカスして入力を開始すると非表示となります。
autofocus属性の結果としてフォーカスされた場合には、placeholder属性の値は表示されたままです。
placeholder属性は、ラベル代わりとして使用しないでください。
placeholder属性で指定する短いヒントは、サンプル値や予期される形式の簡単な説明です。
長いヒントやその他のアドバイステキストの場合は、title属性の方が適切です。
ラベル、placeholder属性、title属性はよく似ていますが、微妙に異なります。
ラベルによるヒントは、常に表示されます。
placeholder属性による短いヒントは、ユーザーが値を入力する前に表示されます。
title属性によるヒントは、ユーザーがさらにヘルプを求めた場合に表示されます。
以下のサンプルは、textarea要素にplaceholder属性を指定してユーザーが入力する際のヒントを示しています。
ユーザーがtextarea要素にフォーカスして入力を開始すると、placeholder属性の値は非表示となります。
<p>
<div>コメント: </div>
<textarea name=comments cols="60" rows="4"
placeholder="記入例:いつも楽しみにしています。"></textarea>
</p>
以下のサンプルは、textarea要素にdirname属性を指定して、ブラウザに要素の方向性を送信するように指定しています。
<p>
<div>コメント (ヘブライ語でどうぞ):</div>
<textarea name="comments" dir="rtl" dirname="comments.dir"></textarea>
</p>
textarea要素にreadonly属性を指定すると、
ユーザーによるテキスト編集が不可能な読み取り専用となります。
textarea要素にreadonly属性が指定されている場合、
入力必須などのフォーム送信時のバリデーションから除外されます。
以下のサンプルは、textarea要素にreadonly属性を指定して読み取り専用にしています。
読み取り専用のtextarea要素は、ユーザーによるテキストの編集、挿入、削除が許可されていない状態です。
<div>ファイル名: <code>/etc/bash.bashrc</code></div>
<textarea name="buffer" cols="60" rows="10" readonly>
# System-wide .bashrc file for interactive bash(1) shells.
# To enable the settings / commands in this file for login shells as well,
# this file has to be sourced in /etc/profile.
# If not running interactively, don't do anything
[ -z "$PS1" ] && return
...</textarea>
/etc/bash.bashrc
# To enable the settings / commands in this file for login shells as well,
# this file has to be sourced in /etc/profile.
# If not running interactively, don’t do anything
[ -z “$PS1” ] && return
…