Math.tan()－JavaScriptリファレンス

Math.tan() …… タンジェント（正接）を返す

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Mathオブジェクトのtan()メソッドは、タンジェント（正接）を返します。
引数にラジアン単位の角度を指定すると、指定した引数のタンジェント（正接）を返します。

ラジアンとは、弧度法によって表す角度の単位です。
具体的には、半径1の正円から切り出した円弧の長さからその中心角を特定します。

例えば、正円から円弧を1/6だけ切り出せば中心角は60度となります。
これをラジアンで表すと、2π/6 = π/3ラジアンとなります。
JavaScriptでは、円周率πは Math.PI で求められますから、60度をラジアンで表すなら (60/360)*(2*Math.PI) つまり 60*(Math.PI/180) という計算式で求められるということになります。

尚、タンジェントの90度は無限大になる、あるいは、存在しないとされますが、
Math.tan()で90度を指定すると16331239353195370などの数値が返るようです。
Math.tan()では90度以上を指定しない方が良いかもしれません。

■構文・引数・戻り値

構文: Math.tan()
引数: ラジアン単位の角度
戻り値: 指定した引数のタンジェント（正接）を返す

■使用例

HTML + JavaScriptソース

<script>
document.write(Math.tan(0 * (Math.PI / 180)) + "<br>");
document.write(Math.tan(30 * (Math.PI / 180)) + "<br>");
document.write(Math.tan(45 * (Math.PI / 180)) + "<br>");
document.write(Math.tan(60 * (Math.PI / 180)) + "<br>");
document.write(Math.tan(90 * (Math.PI / 180)) + "<br>");
document.write(Math.tan(180 * (Math.PI / 180)) + "<br>");
document.write(Math.tan(270 * (Math.PI / 180)) + "<br>");
document.write(Math.tan(360 * (Math.PI / 180)) + "<br>");
</script>

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■関連項目

Math.abs() …… 絶対値を返す
Math.sign() …… 数値が正・負・0のいずれであるかを返す
Math.ceil() …… 小数点以下を切り上げる
Math.floor() …… 小数点以下を切り捨てる
Math.round() …… 小数点以下を四捨五入する
Math.random() …… 0以上1未満の疑似ランダムな数値を返す
Math.max() …… 複数の数値のうち最大のものを返す
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Math.SQRT1_2 …… 2分の1の平方根（約0.707）を返す
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Math.LN2 …… 2の自然対数（約0.693）を返す
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Math.LOG2E …… 2を底としたeの対数（約1.442）を返す
Math.LOG10E …… 10を底としたeの対数（約0.434）を返す
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Math.log() …… 指定された数の自然対数を返す
Math.pow() …… 指定された底と指数の累乗を返す

★JavaScriptリファレンス

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