rightプロパティは、ボックスを配置する場合の、右からの配置位置(距離)を指定する際に使用します。
右からの配置位置(距離)とは、基準位置の右端から配置するボックスの右端までの距離を指します。
rightプロパティで指定するのは基準位置からの距離のみです。
実際の表示位置の指定には、positionプロパティを併用して、
配置方法(基準位置)を設定する必要があります。尚、rightプロパティの値は、
positionプロパティの値がstatic以外のときに有効となります。
■値
- auto
- 自動的に調整されます。これが初期値です。
- 数値に単位をつけて指定
- 数値にpxやemやexなどの単位をつけて指定します。pxとは1ピクセルを1とする単位で、実際に表示されるサイズは72dpiや96dpiといったモニタの解像度により変化します。
- %で指定
- 基準となる親ボックスの幅・高さに対する割合を%値で指定します。
■使用例
スタイルシート部分は外部ファイル(sample.css)に記述。
div.sample {width:200px; height:150px; position:relative;}
span.sample1 {position:absolute; top:10px; left:10px;}
span.sample2 {position:absolute; bottom:10px; right:10px;}
HTMLソース
<html>
<head>
<link rel=”stylesheet” href=”sample.css”
type=”text/css”>
</head>
<body>
<div class=”sample”>
<img src=”https://htmqcom1.wpengine.com/wp-content/themes/twentytwentyone-child/htmq-images/kaeru.gif” alt=”イメージ” width=”200″ height=”150″>
<span class=”sample1″>雨だから</span>
<span class=”sample2″>かえる</span>
</div>
</body>
</html>
ブラウザ上の表示
雨だから
かえる
■関連項目
overflow-x …… はみ出た内容の表示方法を指定する(IE独自の仕様)
overflow-y …… はみ出た内容の表示方法を指定する(IE独自の仕様)
position …… ボックスの配置方法(基準位置)を指定する
top …… 上からの配置位置(距離)を指定する
bottom …… 下からの配置位置(距離)を指定する
left …… 左からの配置位置(距離)を指定する
right …… 右からの配置位置(距離)を指定する
display …… 要素の表示形式(ブロック・インライン・フレックス等)を指定する
float …… 左または右に寄せて配置する
clear …… 回り込みを解除する
z-index …… 重なりの順序を指定する
visibility …… ボックスの表示・非表示を指定する
clip …… ボックスを切り抜き表示(クリッピング)する
direction …… 文字表記の方向(左右)を指定する
unicode-bidi …… Unicodeの文字表記の方向を上書きする
writing-mode …… 文字表記の方向(縦横)を指定する(IE独自の仕様)