visibilityプロパティは、ボックスの表示(visible)・非表示(hidden)を指定する際に使用します。
非表示にした場合にも、ボックス自体が無くなってしまうわけではなく、表示・非表示を切り替えてもページのレイアウトは変わりません。
ボックス自体を無くしてしまいたい場合には、displayプロパティでnoneを指定します。
テーブル(表)の行や列にvisibility:collapseを指定した場合の表示は、ブラウザの種類やバージョンによって若干異なるので注意してください。
■値
- visible
- ボックスを表示します。
- hidden
- ボックスを非表示にします。
- collapse
- テーブル(表)の行や列にこの値を指定すると、その部分を詰めて表示します。
■使用例
スタイルシート部分は外部ファイル(sample.css)に記述。
.sample1 {visibility:hidden;}
.sample2 {visibility:visible;}
.sample3 {visibility:collapse;}
HTMLソース
<html>
<head>
<link rel=”stylesheet” href=”sample.css”
type=”text/css”>
</head>
<body>
<h3>左の画像にvisibility:hidden、右の画像にvisibility:visibleを適用</h3>
<p>
<img src=”https://htmqcom1.wpengine.com/wp-content/themes/twentytwentyone-child/htmq-images/kaeru.gif” class=”sample1″>
<img src=”https://htmqcom1.wpengine.com/wp-content/themes/twentytwentyone-child/htmq-images/kaeru.gif” class=”sample2″>
</p>
<h3>一部のセルにvisibility:collapseを適用</h3>
<table border=”1″>
<tr class=”sample3″>
<td>しゃこ(売り切れ)</td>
<td>えび(売り切れ)</td>
<td>こはだ(売り切れ)</td>
</tr>
<tr>
<td class=”sample3″>いくら(売り切れ)</td>
<td>うに</td>
<td>とろ</td>
</tr>
</table>
</body>
</html>
ブラウザ上の表示
左の画像にvisibility:hidden、右の画像にvisibility:visibleを適用
一部のセルにvisibility:collapseを適用
しゃこ(売り切れ) | えび(売り切れ) | こはだ(売り切れ) |
いくら(売り切れ) | うに | とろ |
■関連項目
overflow-x …… はみ出た内容の表示方法を指定する(IE独自の仕様)
overflow-y …… はみ出た内容の表示方法を指定する(IE独自の仕様)
position …… ボックスの配置方法(基準位置)を指定する
top …… 上からの配置位置(距離)を指定する
bottom …… 下からの配置位置(距離)を指定する
left …… 左からの配置位置(距離)を指定する
right …… 右からの配置位置(距離)を指定する
display …… 要素の表示形式(ブロック・インライン・フレックス等)を指定する
float …… 左または右に寄せて配置する
clear …… 回り込みを解除する
z-index …… 重なりの順序を指定する
visibility …… ボックスの表示・非表示を指定する
clip …… ボックスを切り抜き表示(クリッピング)する
direction …… 文字表記の方向(左右)を指定する
unicode-bidi …… Unicodeの文字表記の方向を上書きする
writing-mode …… 文字表記の方向(縦横)を指定する(IE独自の仕様)